Go To トラベルキャンペーンとは?再開時期はいつ?最新情報と変更点まとめ

Go To トラベルキャンペーンとは?再開時期はいつ?最新情報と変更点まとめ

2022年3月、Go To トラベルキャンペーン再開への準備に向けて、「まん蔓延防止等重点措置の解除」「県民割エリアの地域ブロック拡大」という政府からの2つの大きな発表がありました。

2020年7月からはじまったGo To トラベルキャンペーンは、新型コロナウイルスの感染状況の悪化により、2020年末に全国一律で停止されていました。今後、政府から正式に再開が発表されれば、約1年半ぶりのGo To トラベルキャンペーンが実施されることになります。

前回実施されていたキャンペーンの変更点も発表されています。割引率、対象になる旅行商品をもう一度確認し、再開に向けてGo To トラベルキャンペーンをおさらいしましょう。

また、4月1日から対象エリアの拡大が決まっている「県民割」についてもご紹介。再開が待たれる「Go To トラベルキャンペーン」や「県民割」を利用して、お得に旅行したい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

そもそもGo To トラベルキャンペーンの再開前は旅行してもいいの?

現在、Go To トラベルキャンペーンは一時停止中ですが、代替キャンペーンである地域観光事業支援「県民割」は、居住地及び隣接県で旅行が可能です。

新型コロナウイルスの感染症の蔓延に伴い、2022年1月から実施されていた「まん蔓延防止等重点措置」は、3月21日を期限に全国でおよそ2カ月半ぶりに解除になりました。

Go To トラベルの代替キャンペーンとして実施されている県民割は「まん蔓延防止等重点措置」が解除されるまで一時停止になっていたり、エリアが制限されていましたが、解除を機に多くの都道府県で県民割の再開が予想されています

2022年4月から、県民割の対象地域を地域ブロックへ拡大することで、県境をまたぐ旅行が可能になります。政府は、県民限定から隣接県、そして段階的に対象エリアを地域ブロックへ拡大していくことで、Go Toトラベルへ向けて準備していく方針です。

旅行する際の注意点

2022年4月1日から県民割の対象地域を「関東」「近畿」などの地域ブロックへ拡大するに伴い、ワクチン接種、検査キットの活用が見込まれています。

全国で「まん蔓延防止等重点措置」は解除になりましたが、政府は、感染が再拡大しないように注意する必要があるとして検査体制を充実させていくとしています。各都道府県でも、引き続き感染対策を施しながら「県民割」を実施しています。

少しでも体調不良を感じたら、旅行をキャンセルするなど1人1人が体調管理に注意し、自重することが大切です。

Go To トラベルキャンペーンの変更点を詳しく解説

2020年7月にはじまったGo Toトラベルキャンペーンは、現在一時停止になっています。2022年11月19日、観光庁の公式ページにて内容の一部変更の発表がありました。

変更前のGo Toトラベルキャンペーンの問題点として、以下2点が指摘されていました。

  • 利用者が休日に集中し、観光地が込みあう
  • 高級な宿に予約が集中し、中小の旅行事業者に恩恵がなかった

再開の見通しはまだ立ってはいませんが、上記2点の問題をふまえて、下記が変更になりました。

出典:国土交通省

詳しくみていきましょう。

割引率&割引上限額の引き下げ

出典:国土交通省

旅行代金の割引上限額が20,000円と高く設定されていました。そのため、高額宿に人気が集中し、良心的な料金を設定している宿には、あまり恩恵がありませんでした。再開後のGo Toトラベルでは、割引率を引き下げし、実質の低価格帯の宿泊施設への需要を促します

地域共通クーポンが「定額制」に

 https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001462311.pdf

地域共通クーポン額は、旅行割引額の15%付与から「定額制」に変更になりました。

旅行代金の15%付与→平日3,000円/休日1,000円

週末や連休に観光地に旅行客が集中し、感染リスクもあがってしまうという問題がありました。解決策として、休日と平日の割引額に差をつけ旅行客が分散するように平日の地域共通クーポン額を引き上げました。

地域共通クーポンの付与額が割引後の旅行代金を上回ることのないよう、地域共通クーポンに枚数制限を設けます。

「地域共通クーポン」についての詳細はこちらの記事をご覧下さい。

Go To トラベル「地域共通クーポン」の詳細と上手な使い方を徹底解説

交通費を含む旅行商品の割引率を引き上げ

新幹線やバスなどの交通利用が少なかったため、交通機関を利用する際の割引率を引き上げ、交通事業者・地方への観光を支援しています。

交通費についてはこちらの記事をご覧下さい。

Go To トラベルキャンペーンに交通費は含まれる?割引される条件を詳しく解説

ソフトブランディング措置

政府は、Go To トラベルキャンペーン再開後、段階的に割引率を下げていく方針です。ゴールデンウイーク後は都道府県主体のキャンペーンとし、地域の状況に応じて内容の変更を柔軟に対応できるようにしていきます。

繁忙期は除外(春休み・GW)

春休みやGWなどの繁忙期は割引対象外。除外となる期間はまだ発表されていないため、Go To トラベルの再開が正式に発表されるのを待ちましょう。

新しい旅のチケットを改訂

出典:Go To トラベル事業「新しい旅のエチケット」

感染防止策を強化し、感染リスクをさけて安心・安全に旅行ができるように、観光庁が旅行者向けに「新しい旅のエチケット」を改訂しました。

  • 旅行前後の健康チェック
  • マスク着用手洗いの徹底
  • 第三者認証を受けたお店・宿の利用
  • 空いている時間時期を選んでの旅行計画

「ワクチン検査パッケージ」も適用条件に

先に発表されている県民割のブロック拡大につき、観光庁はこのように定めています。

「ワクチン・検査パッケージ」の活用を前提として、県民割支援の対象に隣県を追加します。

引用:観光庁「今後の観光需要喚起策について」より抜粋

新たなGo To トラベルキャンペーンの概要として、安心&安全への配慮、コロナウイルスの蔓延を避けるための処置として「ワクチン検査パッケージ」の活用が見込まれています。

  • 旅行前のワクチン接種、PCR 検査の陰性証明
  • 旅行後2週間以内に陽性となった場合の報告
  • 旅行中の行動履歴の記録と旅行2週間後の健康状態の調査

備考:ワクチン検査パッケージの適用について

2022年1月19日、岸田首相が「ワクチン検査パッケージ制度」を、停止すると発表。その後、県民割のエリアが地域ブロックに拡大することが決定し、ワクチン接種、検査キットを導入することが決まっています。(2022年3月24日現在)

新Go To トラベル事業に、「ワクチン検査パッケージ」の活用も検討されているため、今後の動きに注目です。

【ワクチン検査パッケージの提示方法】

ワクチン接種証明の場合は、2つの方法で証明が可能です。

  • 住んでいる自治体の市役所や県庁へ、郵送で必要書類を送り発行してもらう
  • ワクチン接種済証や接種記録だけ提示でも可能(コピー、撮影した画像でも可能)

証明書が本人のものと確認ができるよう、身分証明書を必ず持参しましょう。PCR検査などの陰性証明も可能。ただし、陰性証明には有効期限があります。提示した際に、有効期限が過ぎた場合は割引の対象外になるため、注意してください。

【陰性証明の有効期限】 簡易検査キットによる検査:1日間 PCR検査:3日間

【ワクチン検査パッケージの3つの目的】

  1. 旅行における行動制限の緩和:県外をまたぐ旅行が可能に
  2. 飲食における行動制限の緩和:ワクチン接種・陰性証明と第三者認証等を組み合わせることで、営業時間や酒類の提供などの制限を緩和する
  3. イベント等における行動制限の緩和:人数制限の緩和を目的とし、マスク着用・直行直帰などの感染防止対策を設け、QRコードにおける感染経路の追跡

「ワクチン検査パッケージ」を活用することで、行動制限を緩和しながら、安心・安全に旅行ができることを目的としています。

Go To トラベルキャンペーンの再開はいつごろ?

観光庁が発表した「今後の観光需要喚起策」にて、2021年11月19日「新たなGoTo トラベル事業」等について、今後感染状況等を考慮しながら段階的に観光需要喚起策の対象範囲を拡大すると発表。

3月21日「蔓延防止等重点措置」が全国で解除、4月1日より県民割の地域ブロック拡大が決定。これにより感染状況を踏まえつつ、政府はGoTo トラベル再開へ準備を進めていく予定です。

これらの状況を踏まえると、4月下旬~GW明け頃の再開が期待できそうです。(春休み、GWなどの繁忙期は除外日を設ける)ただ、感染状況により事業内容の変更、事業停止も柔軟に対応していくと述べています。

Go To トラベルキャンペーンはいつまで?

出典:Go To トラベル事業公式サイト

Go To トラベルキャンペーンは、ゴールデンウィーク直前までの実施を予定しています。その後は都道府県主体の「都道府県割」として段階的に割引率を下げて、平常化にシフトしていく方針です。

しかし、当初の発表では2022年1月下旬頃に再開される予定でしたが、感染拡大により、予定がズレる可能性もあります。政府から正式に再開の発表があれば、Go To トラベル事業公式サイトにて新しい事業内容が更新されていくはずですので、こまめに公式サイトをチェックしていきましょう。

Go To トラベルキャンペーン再開前に参加事業者をチェック

出典:Go To トラベル事業公式サイト

4月1日からはじまる県民割の地域ブロック拡大後、Go To トラベル再開への期待が高まります。Go To トラベルキャンペーンが再開する前に登録している旅行業者、宿泊業者、地域共通クーポン取り扱い店舗を確認しておきましょう。

あとから割引」とは?

「あとから割引」は、Go Toトラベルの対象となる旅行商品を再開前に予約しても、再開後の予約を取り消すことなくGo Toトラベルの割引が適用される仕組みです。

再開が発表されれば、人気の宿・日時に予約が殺到する可能性もあります。「どうしてもこの日、この宿に宿泊したい」という希望がある場合は、再開前の予約で希望の日時、宿を先に確保できます。

ただ、「あとから割引」は以下のような注意点もあります。

Go To トラベル再開前の「あとから割引」注意点

  • Go Toトラベルキャンペーンが適用されない場合、旅行会社の「キャンセル規約」によりキャンセル料が発生する
  • Go Toトラベルキャンペーン再開後、内容が変更になる場合も
  • 政府の正式なGo Toトラベルキャンペーンの発表から開始するまでの期間により、割引手続きが間に合わない場合もある

再開前に予約したGo Toトラベルキャンペーンが適用されず旅行をキャンセルした場合、キャンセル料が発生するかどうかは、予約した旅行会社の「キャンセル規約」に従います。

損をしないためにも、直前までキャンセル料がかからないツアーがおすすめです。

Go Toトラベルの再開はまだ発表されておらず、事前に予約した旅行商品が「必ず割引になる」とは言えません。「Go Toトラベルキャンペーンが適用されるかわからないけど、あとから割引が適用されればラッキー」というくらいの気持ちで予約しておくのがいいでしょう。

また、特に行きたい旅行先もなく「Go Toトラベルが再開したらお得にどこか旅したい」という方は、Go Toトラベルキャンペーンの再開が発表されてからの予約がおすすめです。

Go Toトラベルキャンペーン再開前に予約する場合は、以上の点をふまえて、旅行会社に事前に「キャンセル規約」について確認しておくと安心です。

Go Toトラベルキャンペーンの代替「県民割」

県民割とは?

ステージ2相当以下とする都道府県において、県民・隣接県を対象とした旅行割引キャンペーンです。

県民割」のエリアが拡大

【県民のみから隣接県へ拡大】

出典:観光庁「Go To トラベル事業」

県民割は、現在一時停止しているGo To トラベルの代替キャンペーンとして実施されています。「県民」のみを対象としていましたが、2021年11月19日のGo To トラベルの見直しにおいて、隣接県も割引対象になりました。

2022年3月21日に全国で解除された「まん延防止等重点措置」が行われていた期間、多くの都道府県で「県民割」は一時停止していました。まん延防止等重点措置が解除されたことにより、順次再開されていく予定です。

4月1日からは地域ブロックへ拡大】

2022年4月1日からは、「関西」「東北」などの地域ブロックに拡大し、県をまたぐ旅行が可能になります。政府は、段階的に地域ブロックを拡大し、Go To トラベル再開への準備を進める方針を明らかにしています。

【Go To トラベルと併用も】

県民割が順次再開されていきますが、Go To トラベルの再開の見通しはまだ立っていません。Go To トラベルの再開時期と県民割の実施期間が重なった場合は、県民割を実施している都道府県で対応が異なります。

Go To トラベルとの割引が可能な県民割もあるため、2つのキャンペーンを併用することでさらにお得に旅行ができる場合もあります。

Go To トラベルの再開が正式に発表されたら、旅行計画を立てる際に県民割を実施している自治体に確認してください。

Go to トラベルキャンペーンの概要

出典:農林水産省「Go Toトラベル」

新型コロナウイルスの蔓延防止策として実施してきた外出自粛の影響により、経済的に打撃を受けたのが旅行業界、飲食業、サービス業、といった産業です。

政府は、それらの影響を受けた産業に対し事業の継続、雇用の維持、また地域を活性化するための観光需要喚起策として、国主体で実施されているのが「Go Toトラベルキャンペーン」。

政府は「Go Toトラベル事業」として4つのキャンペーンを実施しています。

  1. Go Toトラベルキャンペーン:対象商品の旅費を割引
  2. Go To Eatキャンペーン:登録されている飲食店の食事代を割引
  3. Go To Eventキャンペーン: イベント・エンターテインメントのチケットを割引
  4. Go To 商店街キャンペーン:商店街のイベントの実施、観光商品開発への援助金

対象になる旅行とは?

Go To トラベルキャンペーンは、国内旅行の宿泊・日帰り旅行が割引の対象になっています。キャンペーンに登録している旅行会社(今後、参加登録する事業者)、宿泊施設、交通等の旅行事業者の旅行商品が対象になります。

キャンペーンに登録している事業者の確認はこちらから。

Go To トラベル事業公式サイト「事業者向け公式サイト」

宿泊、日帰りの場合に対象になる旅行商品をみていきます。

宿泊の場合

出典:観光庁「Go Toトラベル事業」

【申し込み方法】

  1. 宿泊施設に直接予約
  2. 予約サイト経由にて予約
  3. 旅行会社で予約

【対象になるプランの内容】

  1. 宿泊 + 交通機関 (セットプラン)
  2. 宿泊のみ (個人で手配する交通は割引対象外)
  3. 宿泊に準ずるもの(寝台列車、夜行フェリー、クルーズ)

個人で手配する交通は割引対象外なので、交通費を安くおさえたいなら交通費もプランに含まれた旅行商品を選びましょう。

注意:フェリーや寝台列車などは、「通常の座席」タイプではなく「ベッドタイプ」などのルールが設けられているので、予約の際に確認しておいた方が安心です。

日帰りの場合

出典:観光庁「Go Toトラベル事業」

申し込み方法は、予約サイト経由、旅行会社の窓口で予約が可能です。

【対象になるプランの内容】

往復交通 + ○○(セットプラン)

宿泊先までの移動に、バス・電車・飛行機等の往復交通費に、旅先での観光活動とみなされるもの(ランチ、いちご狩り、体験型アクティビティ)がセットになったプランが対象になります。

その他、宿泊に関しての疑問はこちらの記事をご覧ください。

GoToトラベルは当面見送りへ、再開後の変更点は?連泊&宿泊に関する疑問も解説

休日・平日の割引率のシュミレーションはこちらの記事をご覧ください。

GoToトラベル対象ホテルが最大限割引される旅行は?宿泊のみでも適用される?

対象にならない旅行

下記の4点が含まれる旅行商品は割引対象外になります。ただし、予約した旅行商品と別で支払う場合は、関係ありません。

【換金性の高いものがオプションについた旅行商品】

金券(QUOカードなど)が含まれる旅行商品、通常の宿泊料金を越える商品付きのプランなど、宿泊料金+オプションで、援助を上限までもらおうという旅行商品は対象外です。

【自動車免許取得合宿商品】

講習料が大部分を占める旅行商品は対象外です。

【免許取得・研修・講習のための旅行商品】

「講習料金」が高額になり、旅費が少ないものは対象外です。ただし、エステ付きのプランは「サービス」と見なされ、割引対象になります。

【ビジネスによる出張】

国土交通省は2020年10月29日に「ビジネスを目的とした旅行については、本事業の利用を控えていただくよう、必要な措置を講じることとします」と発表しています。

また、2020年11月13日、国土交通省は「GoToトラベルキャンペーンにおける会社名記入の領収書の発行」を宿泊施設が拒否してもよい、と発表。

しかし、ビジネス目的でも出張者が個人の名前でホテルを取り、個人の名前で領収書を発行する場合は発見のしようがありません。そのため、政府から事業者へ「 ビジネス目的の利用は対象外」とハッキリと示すことをお願いしています。

備考:政府は、2021年11月19日に再開後の変更点を発表しましたが、実際の全容はGo To トラベルの再開が正式に発表されるまではわかりません。再開が正式に発表されたら、必ず確認しましょう。

ステイナビならさらにお得に

出典:ステイナビ

GoToトラベルキャンペーン再開の見通しも見えてきました。旅行計画を立てている方は、再開時に焦らなくてすむように、どんな方法で予約するか予習しておきましょう。

予約サイトもいくつかあり悩むところですが、おすすめしたいのがステイナビです。

ステイナビとは?

ステイナビは、宿泊施設の直販予約サイトです。ステイナビは国内で唯一、公式サイトからの直販プランで予約でき仲介手数料がありません

Go Toトラベルキャンペーンとも併用可能で、他のサイトよりもお得に予約ができます。ステイナビ経由で、宿泊施設の公式サイトにて直接予約すると、様々な特典が付いてくることも**。**公式サイトからの予約ならではの嬉しい特典です。

また、ステイナビで予約すると高速道路の周遊パスが35%割引になり、車での旅行なら更にお得に旅行ができます。

注意:予約する宿がステイナビでの割引対象施設かどうか、事前に確認してください。(再開後、内容が変更になる場合もあります)

ステイナビ https://staynavi.direct/

Go To トラベルキャンペーンを利用してお得に旅行しよう

4月からの地域ブロック改訂に向けて、見通しがみえてきたGo To トラベルキャンペーン。再開の前に、内容をおさらいし、よく理解したうえでお得に旅行できるこの機会を上手に活用しましょう。

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