Go Toトラベルは当面見送りへ、再開後の変更点は?連泊&宿泊に関する疑問も解説

Go Toトラベルは当面見送りへ、再開後の変更点は?連泊&宿泊に関する疑問も解説

再開が待たれるGo Toトラベルキャンペーン。2022年3月14日現在、政府からの正式な発表はまだありません。キャンペーン再開後に、割引率や割引上限額が変更になることが決定しています。

コロナウイルス感染状況に応じて、そのつど様々な対策が実施されているので「内容がわかりにくい」と感じる人もいるのではないでしょうか。

この記事では、

「Go Toトラベル再開後、割引率や制度はどう変わるの?」

「宿泊に関する疑問点と注意点を知りたい」

そんな疑問に答えるべく、再開後の変更点、割引シミュレーション、連泊&宿泊する際に知っておきたいポイントをまとめました。

Go Toトラベル再開前にもう一度キャンペーンの内容、変更点、対象になる旅行を確認し、割引率をシミュレーションしておくことで、スムーズに旅行計画ができますよ。 ぜひ、お得に旅行できるGo Toトラベルを上手に利用していきましょう。

注意:この記事の掲載内容は、2022年3月14日時点での情報になります。Go Toトラベル再開が正式に発表された際は、Go Toトラベル事業の公式サイトを必ずご確認ください。

目次

再開見送りになった「Go Toトラベル」再開はいつ頃?

出典:内閣官房公式サイト:「新型コロナウイルス感染症対策」まん延防止等重点措置

2022年3月14日現在、1月下旬の再開を目指していたGo Toトラベルキャンペーンは、オミクロン株の感染拡大により一時停止となっています。まん延防止等重点措置が18都道府県で引き続き実施され、Go Toトラベルキャンペーンの再開の見通しはまだ立っていません。

Go Toトラベル再開後どうかわる?変更点を解説

Go Toトラベルの問題点として以下の2点が指摘されていました。

  • 利用者が休日に集中し、観光地が込みあう
  • 高級な宿に予約が集中し、中小の旅行事業者に恩恵がなかった

再開の見通しはまだ立ってはいませんが、上記2点の問題をふまえて下記のように変更になります。

【割引率&割引上限額の引き下げ】

割引率が高額になると高額宿に人気があつまるため、割引率を引き下げし、実質の低価格帯の宿泊施設への需要を喚起

【地域共通クーポン】

週末や連休に観光地に旅行客が集中するのを避けるため、休日と平日の割引額に差をつけ、旅行客が分散するように平日の地域共通クーポン額を引き上げました。また、クーポン額も旅行代金の15%付与から「定額制」に変更になります。(平日3,000円/休日1,000円)

【交通費を含む旅行商品の割引率を引き上げ】

新幹線やバスなどの交通機関の利用が少なかったため、交通機関を利用する際の割引率を引き上げ、交通事業者・地方への観光を支援します。

【繁忙期は除外(春休み、GW)】

春休み、GWなどの繁忙期は割引対象外です。

【「ワクチン検査パッケージ」追加検討予定】(2022年3月14日時点)

安心&安全への配慮、コロナウイルスの蔓延を避けるための処置として「ワクチン検査パッケージ」の活用が検討されています。

  • 旅行前のワクチン接種、PCR 検査の陰性証明
  • 旅行後2週間以内に陽性となった場合の報告
  • 旅行中の行動履歴の記録と旅行2週間後の健康状態の調査

注意ワクチン検査パッケージの適用は一時停止(2022年3月14日時点)

ワクチン接種、PCR検査の陰性証明の提示により、他社への2次感染を防ぐ仕組みとして実施されていた「ワクチン検査パッケージ」。2022年1月19日、岸田首相が「ワクチン検査パッケージ制度」を原則、停止すると発表。その理由に、オミクロン株がワクチンを2回接種しても感染する事例が多く、効果が低いことがあげられています。

観光庁もそれに伴い、地域観光事業支援「県民割」の「ワクチン検査パッケージ」の適用を一時停止すると発表しています。新Go To トラベル事業に「ワクチン検査パッケージ」の活用も検討されているため、今後の動きに注目です。

新Go Toトラベルはいつまで適用される?

「Go Toトラベル」の実施期間について(2021年11月19日発表時点)

  • Go Toトラベル:再開日~2022年の大型連休前(GW)まで
  • 観光支援策「県民割」:GW後~夏休みの繁忙期前まで

(春休み(3月下旬~4月上旬)、GW、夏休みの繁忙期は除外日を設ける予定)

GW後は国から都道府県主体の事業へ変更し、割引率、割引上限額を段階的にさらに引き下げていく方針です。

観光庁「Go Toトラベル事業

見出し2 新Go Toトラベル 再開後の割引率をシミュレーション

実際に、Go To トラベルを利用して旅行すると「どのくらい割引になるのか?」再開後の割引率でシミュレーションをしてみましょう。

再開後の割引率シミュレーション【休日/平日+交通付き1泊2日】

セットプラン(宿泊+交通機関)は、交通機関も割引の対象になります。宿泊のみの予約は、宿泊先までの移動を個人で手配した場合、交通費は割引の対象にはなりません。

旅行代金:1泊2日10,000円の場合(宿泊+交通機関)

地域共通クーポンは、休日1泊につき1,000円と、平日に比べると低い金額が設定されています。(平日3,000円/休日1,000円)

地域共通クーポンは旅行代金に関わらず「定額」になるため、クーポンの付与額が割引後の旅行代金を下回ることのないよう、地域共通クーポンに枚数制限を設ける方針です。

再開後の割引シミュレーション【平日+交通付き3泊4日】

旅行代金:3泊4日40,000円の場合(宿泊+交通機関)

平日+交通費付き宿泊付きのツアーを予約すれば、かなりお得に旅行ができる計算になります。割引条件をよく確認し、Go To トラベルを上手に活用しましょう。

Go Toトラベルの対象商品、予約方法は?

出典:観光庁「Go To トラベル事業」

Go To トラベルが再開される前に、割引される旅行商品の条件、予約方法をもう一度おさらいしましょう。

Go To トラベル対象商品】

Go To トラベルキャンペーンは、国内旅行の宿泊・日帰り旅行が割引の対象になっています。キャンペーンの対象となる旅行は下記の2点を満たしている必要があります。

  1. 旅行商品を販売する事業者が Go To トラベル事業の登録を受けていること
  2. Go To トラベル事業による支援対策を受けている旅行商品

Go To トラベル予約方法】

Go To トラベル対象旅行商品を予約する方法は、以下の方法があります。

  • 宿泊施設に直接予約(直販予約システム等)
  • 予約サイト経由にて予約
  • 旅行会社の窓口等で予約

Go Toトラベル再開前の予約もキャンペーン対象に

Go To トラベル再開の目途がたたず、Go To トラベルでの旅行需要の増加を期待していた宿泊施設、交通機関事業者は再開後の観光需要回復を期待しています。そんな旅行関係者、旅行者にとって嬉しいのが「あとから割引」。メリットや注意点を解説します。

そもそもGo Toトラベル再開前の予約はできるの?

2022年3月14日現在、Go Toトラベルは一時停止になっていますが、一部の予約サイトではキャンペーン再開前の予約でも**「あとから割引」が適用**になります。再開時、**キャンペーンの対象となる予約済みの旅行商品に対し、**再開後の予約の取り消しが不要です。

Go Toトラベル再開前に予約するメリット&デメリット

Go To トラベル再開前に予約する場合のメリット&デメリットもきちんと確認しておきましょう。

再開前に予約するメリット】 ①面倒な手続きは不要 ②人気の宿、日程などが選び放題 ➂Go Toトラベルが再開される目途がたたず、通常価格より宿泊代を値下げしているホテルもある

あとから割引対象の旅行商品も、書類の手続きはすべて旅行会社が行うので、旅行者が面倒な手続きをする必要はありません。

Go Toトラベルの再開が決まれば、ホテルや航空会社が宿泊代、航空券の値上げを行い、旅行商品自体が高くなることも予想されます。人気の宿日程に予約が殺到し、売り切れてしまう前に予約ができます。

再開前に予約するデメリット】

①キャンセルする場合、キャンセル料が発生する ②Go Toトラベルが適用されない場合もある

Go Toトラベルが再開されるまで、割引は適用されません。予約後に「Go Toトラベル再開前の旅行」をキャンセルする場合は、キャンセル料が発生するので注意してください。「Go Toトラベルの再開がなかなか決まらず、やはりキャンセルしたい」という場合、キャンセル料が発生する前に、旅行を取り消しすることで全額返金されます。

損をしないためにも、直前までキャンセル料がかからないツアーを選びましょう。

キャンペーン再開前の予約がおすすめな人

キャンペーン再開前に予約するメリット・デメリットから、以下のような方は再開前に予約するとお得に旅行ができます。

  • 人気の宿を早めに予約したい
  • 大型連休に旅行を計画している
  • 訪れてみたい旅行先があり、旅行計画を立てている

特に行きたい旅行先もなく「Go Toトラベルが再開したら、お得にどこか旅したい」という方は、Go Toトラベルの再開が発表されてからの予約がおすすめです。

再開前に予約する場合の注意点

  • [ ] Go Toトラベルの再開日までは割引は適用されない

Go Toトラベルの再開日はまだ未定です。2022年3月現在、まん延防止等重点措置が解除された都道府県でも、引き続き感染防止措置がとられています。政府はGo Toトラベル事業の再開時期については、安心安全を最優先に慎重に決めていきたい方針です。

  • [ ] これまでの Go Toトラベルの支援内容が変更になる場合がある

再開後の具体的な支援策についてはまだ決定していませんが、今までのGo Toトラベルの内容が変更になることが公式に発表されています。

現時点では、割引額、割引上限額、地域共通クーポンの内容が変更になる方針です。また、対象施設、対象地域、キャンペーンの参加条件などの適用条件が大幅に変更になる場合もあります

ワクチン検査パッケージの適用はどうするのか、 対象地域をどこまで広げるのか、など詳細が決まり次第、順次発表になる予定です。

  • [ ] 割引の適用にならない場合がある

Go Toトラベルが再開した時点でのGo Toトラベルのルールが適用となるため、適用条件にあわない予約においては、割引を適用することができません。

Go Toトラベルの再開が公式に発表された後、予約先の旅行会社が割引手続きをします。旅行の出発日、 予約サイトによっては割引手続きが間に合わない場合もあることを考慮しておきましょう。

新Go Toトラベル再開までは県民割を利用しよう

現在一時停止になっているGo Toトラベルの代替え対策として、観光需要を促す措置として実施されているのが地域観光支援策「県民割」です。観光庁は、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いているステージ2相当以下の都道府県を対象に、2022年3月31日宿泊分まで実施する予定です。(2022年3月14日時点)

2022年1月19日、政府は「ワクチン検査パッケージ」の適用を当面停止すると発表。蔓延防止区域を発着とする旅行は県民割割引の対象外となります。まん延防止等重点措置が解除された地域でも、各都道府県ではコロナウイルスの感染防止策が引き続き行われています。

観光庁「県民割支援の運用変更について」

「県民割」を利用して旅行計画を立てる前に、各都道府県の最新情報を確認しましょう。

Go To トラベル、旅行&宿泊の疑問点を解決(2022年3月14日時点)

Go To トラベル事業は2020年7月からはじまった新しい事業。コロナウイルスの感染状況を考慮しながら制度が頻繁に変わっているため、利用者としては事業内容が分かりづらいのも事実。

この章では、Go To トラベルの宿泊に関する疑問点について解決していきます。

注意:Go To トラベル再開後に変更になる場合があるので、再開後の正式な発表を必ずご確認ください。

子供も割引の対象になる?

子供、幼児も 1名としてカウントします。宿泊料金がかからない場合でも人数にカウントされ割引対象になります。

違うホテルに1泊ずつ宿泊する場合は?

例えば、3日間とも違うGo To トラベルに適用されているホテルに宿泊する場合、各ホテルの宿泊代は1つの旅行として計算されます。異なる宿泊先がすべてセットになったパックツアーの場合は、全部の合計額から割引率が算出されます。

上記の点をふまえると、3日間とも違うホテルに宿泊する場合、宿泊先がすべてセットになったパックツアーの方が割引率が高くなります

連泊は何日まで可能?割引は1泊ずつ適用されるのか?

現時点では Go To トラベルを利用しての宿泊可能数は、一度の対象旅行で7泊8日までと宿泊制限が設けられています。連泊が1つのまとまった予約商品であれば、1泊ずつ割引が適用されるのではなく連泊合計額で計算されます。地域共通クーポンは、連泊の場合でも1泊につき1枚もらえます。(地域共通クーポン:平日3,000円/休日1,000円)

期間中に何度でもキャンペーンを利用できる?

Go To トラベルは期間中であれば、何度でも利用できます。

Go To トラベル再開後、県民割と併用できる?

今の段階では、 県民割は Go To トラベルが開始するまでの代替え支援策という位置付けになっています。

Go To トラベル再開後、再開からGW後までキャンペーン期間とし、GW明けから夏休みの繁忙期前まで「県民割」を実施する予定でしたが、Go To トラベル再開の見通しが立っていません。

Go To トラベル再開後、県民割とGo To トラベルの併用を認めるか、認めないかは各自治体の判断に委ねられています。Go To トラベル再開後、事業内容の変更と共に、県民割が適用になるのかどうか、各当道府県の公式サイトにて利用条件を確認しておくといいですね。

個人で直接宿を予約をした場合、割引対象になる?

宿泊施設の予約システムを経由して予約した場合は、Go To トラベルの割引が適用されます。その場合、**個人で手配する交通は割引の対象外。**宿泊+交通費付きのプランだと、交通費も割引の対象になるのでお得です。

民泊やゲストハウスはGo To トラベルの割引対象になる?

旅館業法の許可を得た宿泊施設であれば、支援対策の対象になります。宿泊予約をする前に事前に宿に問い合わせし、Go To トラベルが適用になっているかを確認しましょう。

最近人気のキャンプ場常設テント、バンガロー、コテージなどの旅館業法の許可が必要な宿泊施設も支援対象となります。持ち込みのテント、キャンピングカーなどは対象外です。

宿泊をキャンセルしたけど返金される?

やむを得ない理由で、決済済みのGo To トラベル対象旅行プランをキャンセルする場合、予約した旅行会社の「キャンセルポリシー」が適用されます。Go To トラベル対象旅行でも、通常の旅行商品と同じルールが適用されると思っておきましょう。

過去に、Go To トラベル再開が正式に発表されたあとに、キャンペーンが停止になった事例がありました。政府はキャンセルの無料期間を設け、予約者の負担にならない対策を実施。

今後、キャンペーン再開後に、万が一政府の方針によってGo To トラベルが中止になった場合、過去の事例をみると政府がキャンセル料の補償をしてくれる可能性もありますが、新しく改定されるGo To トラベルの内容が公式に発表されてから、改めてご確認ください。

いざという時のために、キャンセルの方法、キャンセルポリシーの確認をあらかじめ旅行会社に確認しておきましょう。

ステイナビならさらにお得に

ステイナビは国内で唯一、公式サイトからの直販プランで予約でき仲介手数料がありません。 Go To トラベルキャンペーンとも併用可能で、他のサイトよりもお得に予約ができます。

ステイナビで宿とセットで予約すると高速道路の周遊パスが35%割引になり、車での旅行がさらにお得に。

過去にGo To トラベルが一時停止になった際に、ステイナビが行った対応は以下のページより確認できます。こちらも確認しておくと、安心です。

ステイナビ公式サイト「Go To トラベル再開後のGo To トラベルクーポン適用に関する注意点」(2021年2月26日)

新Go Toトラベルを利用してお得に旅行しよう

Go To トラベル再開後、割引率などが引き下げられることは公式に発表されています。

Go To トラベルの再開が正式に発表になった際は、最新情報や注意点を公式サイトでよく確認しながら、様々なリスクを考慮しながら慎重に旅行計画立てていきましょう。

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