Go To トラベルを見直し!変更点と再開情報をわかりやすく解説

Go To トラベルを見直し!変更点と再開情報をわかりやすく解説

新Go To トラベルの割引率や制度変更が正式に発表されており、再開が待たれる Go To トラベル。 国土交通省は2022年3月15日、政府の観光支援事業について、段階を経て全国一斉のGo To トラベル再開へ向け準備を進めていく方針を発表しました。

この記事では、Go To トラベルの新しく見直しになった割引率や変更点、再開情報などを詳しく解説していきます。Go To トラベルが本格的に再開する前に、もう一度変更点等をおさらいをしていきましょう。

目次

Go To トラベルの再開はいつ頃?

今後の観光支援の流れと、Go To トラベル再開の最新情報を解説していきます。

今後の観光支援の流れ】2022年3月17日時点 ①県民割・隣接県割(Go To トラベル再開まで) 対象:県民限定→隣接県へ拡大→地域ブロックへ拡大(2022年4月1日~)

新Go To トラベル(再開後~GW前) 対象:全国 全国的に感染状況が落ち着いてから再開

都道府県割(GW後~夏休み前まで) 対象:全国 段階的に割引率を引き下げて実施

国土交通省は2022年3月15日、政府の観光支援事業について、都道府県が主体で実施している**「県民割」の対象を地域ブロックに拡大するステップを踏んだあと、全国でGo To トラベルを再開する方針**を示しました。感染状況が全国的に落ち着いてから、全国一斉の再開を目指しています。

18都道府県で引き続き適用されている「まん延防止等重点措置」は、2022年3月21日を期限とし、全面解除になり、Go To トラベル再開に向けた準備に入る見通しです。また、ワクチン3回目接種の準備も進められており、感染状況、医療提供体制は改善していくとみられています。

これらのことを踏まえて、繁忙期の春休み、GWは除外されることから、早くてもGW明けの再開が予想されています。具体的な再開時期は、感染状況を慎重に見極めてから検討していく方針です。

【「まん延防止等重点措置」18都道府県】3月21日解除地域

北海道/青森県

茨城県/栃木県/群馬県/埼玉県/千葉県/東京都/神奈川県

石川県/岐阜県/静岡県/愛知県

京都府/大阪府/兵庫県

香川県/熊本県

新Go To トラベルを見直し!変更点を詳しく解説

いままでのGo Toトラベルの問題点として、以下2点が指摘されていました。

  • 利用者が休日に集中し、観光地が込みあう
  • 高級な宿に予約が集中し、中小の旅行事業者に恩恵がなかった

再開の見通しはまだ立ってはいませんが、上記2点の問題をふまえて、下記が変更になります。

Go To トラベル変更点

  • 割引率&割引上限額の引き下げ
  • 地域共通クーポン15%から「定額制」に
  • 交通費を含む旅行商品の割引率を引き上げ
  • 繁忙期は除外(春休み、GW)
  • 「新しい旅のチケット」を改訂
  • 「ワクチン検査パッケージ」追加検討予定

見出し3 新Go To トラベル割引率&割引上限額の変更

割引率が高額になると高額宿に人気があつまるため、割引率を引き下げ、実質の低価格帯の宿泊施設への需要を促す制度に変更しています。

地域共通クーポンが「定額制」に

地域共通クーポン額も旅行代金の15%付与から「定額制」に変更になりました。

週末や連休に観光地に旅行客が集中するのを避けるため、休日と平日の割引額に差をつけ、旅行客が分散するように平日の地域共通クーポン額を引き上げました。(平日3,000円/休日1,000円)

地域共通クーポンの付与額が割引後の旅行代金を上回ることのないよう、地域共通クーポンに枚数制限を設けます。

交通費を含む旅行商品の割引率を引き上げ

新幹線やバスなどの交通利用が少なかったため、交通機関を利用する際の割引率を引き上げ、交通事業者や地方への観光を支援しています。

新Go To トラベルはいつまで?

現段階では、新Go To トラベルは夏休み前までの実施が検討されており、春休みなどの繁忙期は割引対象外です。

今後の観光支援策についても、政府は以下のように段階的に内容を変更。

① Go To トラベルが再開するまで、地域観光事業支援「県民割」を実施 ②新Go To トラベルはGW前まで、国主体で実施 ➂GW後から夏休み前まで、都道府県主体で実施

このように、割引率を段階的に下げて、平常化にシフトしていく方針です。

新しい旅のチケット」を改訂

観光庁が旅行者向けに「新しい旅のエチケット」を改訂し、感染防止策を強化し、感染リスクをさけて安心・安全に旅行ができるように呼びかけています。

  • 空いている時間時期を選んでの旅行計画
  • 旅行前後の健康チェック
  • マスク着用手洗いの徹底
  • 第三者認証を受けたお店、宿の利用

*第三者認証:感染対策を十分に行っている飲食店に対し、都道府県が「お墨付き」を与える制度

Go To トラベル事業「新しい旅のエチケット」

「ワクチン検査パッケージ」追加検討予定(2022年3月17日時点)

安心&安全への配慮、新型コロナウイルスの蔓延を避けるための処置として「ワクチン検査パッケージ」の活用も検討されています。

  • 旅行前のワクチン接種、PCR 検査の陰性証明
  • 旅行後2週間以内に陽性となった場合の報告
  • 旅行中の行動履歴の記録と旅行2週間後の健康状態の調査

注意:ワクチン検査パッケージの適用は一時停止(2022年3月17日時点)

2022年1月19日、岸田首相が「ワクチン検査パッケージ制度」を一時停止すると発表。観光庁もそれに伴い、地域観光事業支援「県民割」の「ワクチン検査パッケージ」の適用を一時停止に。しかし、2022年4月1日から適用になる県民割の「地域ブロック」への拡大により、接種証明、検査キットを活用していく予定です。

新Go To トラベル事業に「ワクチン検査パッケージ」の活用も検討されているため、今後の動きに注目です。

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Go To トラベル再開までは地域観光事業支援「県民割」を利用しよう

観光庁は、GoToトラベル代替として、地域観光事業支援「県民割」の実施期間を最長2022年3月31日宿泊分まで延長すると発表。2022年4月1日からは、適用範囲を「地域ブロック」にまで拡大していく方針です。また、GW後から夏休みまでの期間は、都道府県割が適用される予定です。

地域観光事業支援「県民割」の内容について詳しく解説します。

地域観光事業支援「県民割」とは?

県民割の申し込み方法、実施方法は都道府県で異なるため、各自治体の県民割キャンペーンの公式サイトをご確認ください。

地域観光事業支援「県民割」とGo To トラベルとの違いは?

Go To トラベルが政府主体で、県民割は都道府県が主体で、内容の決定を行っています。県民割は、観光庁から都道府県へ補助金を出して実施されており、宿泊キャンペーンの内容や実施方法についての決定は都道府県に委ねられています。また、自治体により、キャンペーンの内容、割引率が異なります

県民割は「感染がステージ2相当以下の感染が落ち着いた地域でのみの実施」となっており、同一県内、隣接県の旅行者が支援の対象です。

(ステージ2:感染状況を示す国の指標、感染漸増15人未満)

感染リスクの点からも、感染状況に応じて都道府県単位で停止・再開などの決定ができるため、柔軟で迅速な対応ができます。 ****

県民割のエリアは?2022年4月1日から「地域ブロック」へ拡大

国土交通省は、Go To トラベル以外の地域観光事業支援「県民割」の実施期間について、最長2022年3月31日まで延長すると発表しています。

出典:観光庁「Go To トラベル事業」

地域共通クーポンの利用エリア「隣接する都道府県」を元に対象拡大が検討されています。県民割の対象拡大には、各自治体の判断によるため、各県知事の同意が必要です。

2022年3月21日を期限とし「まん延防止等重点措置」は全面解除されますが、対象地域をどこまで拡大するかは、都道府県知事の判断に委ねられています。

2022年4月1日から、県民割の適用範囲を「近畿」「東北」などの地域ブロックへ拡大することが決定しています。

県民割が停止になる条件は?

「まん延防止等重点措置区域」が2022年3月21日で全面解除されるのため、措置区域だった県も3月21日以降、県民割の再開をはじめることが予想されます。

今後、感染状況によって県民割の実施県が新たに「まん延防止等重点措置区域」に指定された場合、以下の条件で県民割が停止になります。

  • まん延防止等重点措置の対象となった都道府県の県内旅行のうち、措置区域を発着する旅行
  • 措置区域の居住者による隣接県への旅行
  • 措置区域への隣接県民による旅行

Go To トラベルで予約するなら再開前の今がチャンス!?

まん延防止等重点措置の解除が検討されるなか、再開が待たれる Go To トラベル。旅行会社も「あとから割引」を取り入れ、観光需要回復に向け動き始めています。

「あとから割引」について、詳しくご紹介します。

Go To トラベル「あとから割引」とは?

一部の予約サイトでは「キャンペーン再開前の予約」でも「あとから割引」が適用になります。再開時、キャンペーンの対象となる予約済みの旅行商品に対し、再開後の予約を取り消すことなく、Go To トラベルの割引が適用されます。

Go To トラベルを再開前に予約するメリット

①面倒な手続きは不要 あとから割引対象の旅行商品も、書類の手続きはすべて旅行会社が行うので、特に面倒な手続きは必要ありません。

②人気の宿、日程などが選び放題 Go Toトラベルの再開が決まれば、ホテルや航空会社が宿泊代、航空券の値上げを行い、旅行商品自体が高くなることも予想されます。人気の宿日程に予約が殺到し、売り切れてしまう前に予約できれば、さらにお得に旅行ができます。

➂通常価格より宿泊代を値下げしているホテルもある なかなか、Go Toトラベルの再開が発表されないなか、観光客を取り込もうと宿泊施設も様々な対策をしています。

Go To トラベル再開前に予約するデメリット

①キャンセルする場合、キャンセル料が発生する Go Toトラベルが適用されず、旅行をキャンセルした場合、旅行会社は「キャンセル規約」通り請求できます。「Go Toトラベルの再開がなかなか決まらず、やはりキャンセルしたい」という場合、キャンセル料が発生する前に、旅行を取り消しをすることで全額返金されます。

損をしないためにも、直前までキャンセル料がかからないツアーを選びましょう。

②これまでのGo Toトラベルの支援内容が適用されない場合もある 再開後の具体的な支援策についてはまだ決定していませんが、割引額、割引上限額、地域共通クーポンの内容が変更になることが決まっています。

対象施設、対象地域、キャンペーンの参加条件などの適用条件が大幅に変更になる場合もあり、再開前に予約した旅行商品が、割引の対象にならない場合を考慮しておきましょう。

➂割引手続きが間に合わない場合もある Go Toトラベルの再開が公式に発表されたあと、予約先の旅行会社が割引手続きをします。旅行の出発日、予約サイトによっては割引手続きが間に合わない可能性もあります。

Go Toトラベルの事前予約の注意点

Go Toトラベルの再開はまだ発表されておらず「必ず割引になる」とはいえません。

「人気の宿を早めに予約したい」「訪れてみたい旅行先があり、旅行計画を立てている」という方が「Go Toトラベルが再開して、あとから割引が適用されればラッキー」というくらいの気持ちで予約しておくのがいいでしょう。

また、特に行きたい旅行先もなく「Go Toトラベルが再開したら、お得にどこか旅したい」という方は、Go Toトラベルの再開が発表されてからの予約がおすすめです。

Go Toトラベル再開前に予約する場合は、以上の点をふまえて、事前に旅行会社の「キャンセル規約」について確認しておくと安心です。

ステイナビならさらにお得に

Go To トラベルを利用するなら、他のサイトよりもお得に旅行できるステイナビ経由での予約がおすすめです。ステイナビは国内で唯一、公式サイトからの直販プランで予約でき仲介手数料がありません。高速道路の周遊パスが35%割引になり、車での旅行ならさらにお得になります。

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Go To トラベル再開に向けて、最新ニュース一覧

Go To トラベル再開へ向けて

【2022年3月16日】 政府は、「Go To トラベル」の再開を視野に、2022年4月1日から県民割の適用範囲を「近畿」「東北」などの地域ブロックへ拡大することを決定。

【2022年3月15日】 国土交通省は2022年3月15日、政府の観光支援事業について、都道府県主体で実施している県民割の対象を「近畿」「関東」といった地域ブロックに拡大するステップを踏んだあと、全国でGo To トラベルを再開する方針を示しました。感染状況が全国的に落ち着いてから、全国一斉の再開を目指しています。

【2022年3月12日】 岸田文雄首相は、Go To トラベルの再開へ向けて「新型コロナウイルスの感染状況を見ながら、適切な時期がきたら迅速に再開できるよう準備を進めていきたい」と再開にむけての考えを示しました。

安心安全のための対策

【2022年3月16日】 政府は、2022年4月1日から県民割の適用範囲を「近畿」「東北」などの地域ブロックへ拡大することを決定し、ワクチン接種証明、検査機キットの活用を実施する方針です。

【2022年1月19日】 他者への2次感染を防ぐ仕組みとして実施されていた「ワクチン検査パッケージ」。2022年1月19日、岸田首相が「ワクチン検査パッケージ制度」を原則、停止すると発表。その理由に、オミクロン株がワクチンを2回接種しても感染する事例が多く、効果が低いことがあげられています。観光庁もそれに伴い、地域観光事業支援「県民割」の「ワクチン検査パッケージ」の適用を一時停止すると発表。

【21年10月8日】 岸田文雄首相は、3回目のワクチン接種の準備を進めるとともに、国産ワクチン、治療薬開発などに、言及。経口治療薬(飲み薬)ついて「年内の実用化を目指す」と、表明しています。

感染拡大によるGoToトラベル再開の遅れ

【22年3月16日】

政府は、18都府県に適用されている「まん延防止等重点措置」について、大阪府も含む18都道府県で3月21日を期限に全面解除する方針を示しました。

【22年3月12日】 政府は、18都府県に適用されている「まん延防止等重点措置」について、大阪府を除く17都道府県について、3月21日で全面解除することを視野に調整しています。新規感染者も増えているなか、ワクチン3回目の準備も進めており、医療体制も改善していくと予想しています。

各自治体の意向を考慮しながら、3月16日に最終判断する方針です。

Go To トラベル実施期間はいつまで?

【21年11月11日】 政府は、GoToトラベルの実施期間を、再開後~GW前までと想定しています。GW後から夏休み前までは、観光支援策として「県民割」を実施していく予定です。

【2021年12月8日】 観光庁は、GoToトラベルが再開した場合、繁忙期の春休み期間は除外すると発表。3月下旬から4月上旬になりそうですが、具体的な日時については正式な発表を確認してください。

GoToトラベルと県民割の実施期間が重なった場合は?

【2021年5月19日】 観光庁の蒲生長官は「地域観光事業支援」の支援状況を発表。Go To トラベル事業が再開した場合「地域観光事業支援による県民割と、Go To トラベルが併存する可能性がある」とし、実施期間が重なった場合は「旅行者がどちらか一方を選択できるようにする」との考えを述べました。

現在実施されている県民割とGo To トラベルの再開時期が重なる場合、再開が正式に発表されてからGo To トラベル公式サイト、各都道府県の観光サイトをご確認ください。

旅行関連業界が GoToトラベル再開を要望

【2021年11月29日】 日本観光振興協会は、岸田文雄首相と面談し、GoToトラベルの早期再開と観光業界への継続的な支援など「ワクチン接種の進展に伴う観光再起動に向けた緊急要望」を提出。観光産業、地域産業が落ち込んでいることから、観光需要喚起への支援を求めました

Go To トラベル公式サイトにて最新情報を更新

【2021年11月19日】

GoToトラベル公式サイトにて、GoToトラベル再開後の概要を発表。 最新情報は、公式サイトにてご確認ください。

GoToトラベル公式サイト

Go To トラベルの変更点をよく見直して、お得に旅しよう!

国土交通省は2022年3月15日、全国一斉のGo To トラベル再開へ向けて準備を進めていく方針を発表。2022年の年明けから実施されていた「まん延防止等措置措置」も、3月16日に全面解除されると発表があり、待ちに待っていたGo To トラベルへの再開の兆しが見えてきました。

Go To トラベルが再開する前に、もう一度変更点を確認し、お得に旅行できるこの機会を上手に活用していきましょう。

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