go toトラベル第2弾の再開の準備を進めているという報道があり、再びお得な旅行ができると期待している方も多いかと思います。go toトラベルキャンペーン第2弾では旅行代金の30%が割引になり、さらに地域共通クーポンが配布される仕組みです。地域共通クーポンの配布金額は平日3000円、休日は1000円になっています。これだけ見るとgo toトラベルは非常にお得な制度に見えます。
しかし、前回のgo toトラベル第1弾では全ての旅行がお得とは言えない事態になっていました。なぜなら、go toトラベルキャンペーンに便乗した値上げが起きていたからです。便乗値上げと聞いてハッと気が付いた方もいらっしゃるでしょう。go toトラベルの実態について知っておくことはお得に旅行するためには必要不可欠です。
今回の記事では以下のトピックについて解説していきます。 ・go toトラベルの便乗値上げ ・go toトラベル第1弾で便乗値上げは起きていたのか ・便乗値上げが起きた理由 ・go toトラベルに負けずにgo toトラベルでお得に旅行する方法 go toトラベルを利用してお得に旅行をしたいとお考えの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
go toトラベルの便乗値上げとは?
go toトラベルキャンペーンで旅行料金が割引になるのに便乗して、旅行代金を高くすることです。本来ならキャンペーンを適用してお得に旅行が出来るはずが、そもそもの旅行代金が高くなっているので、ほとんど恩恵を受けられません。
第2弾の割引率30%の場合で説明します。 go toトラベルのない時に1泊1万円/1人の旅館。go toトラベルキャンペーンが適用されると30%の割引なので代金は7000円になります。これに平日は3000円、休日は1000円の地域共通クーポンがつきます。かなりお得な旅行が可能です。
しかし、go toトラベルで割引かれることがわかると宿泊料金やツアー料金をあげる業者がいるとします。その場合、最終的な宿泊客の支払い料金が本来の宿泊料金である1万円になるように設定します。つまり宿泊料金を1人につき14000円程度に設定するわけです。
地域共通クーポンが配布されることを考慮すると、さらに高い価格を提示できます。go toトラベルキャンペーンの時期に本来の価格よりも高い価格を提示することをgo toトラベルの便乗キャンペーンと呼びます。
go toトラベル第1弾では実際にあった?
実際、go toトラベル第1弾では便乗値上げはあったようです。実際に、go toトラベル適用期間と適用期間外の料金を比較して便乗値上げが行われている実態をtwitterやInstagramに投稿した方もいました。
go toトラベルを利用して予約を行う際に通常時よりも価格が上がっていると自身で気が付いた方もいらっしゃるだろう。特に普段から楽天トラベルやじゃらん、一休などの予約サイトを見ている方はすぐ気が付いたのではないでしょうか。割引額と同等の値上げをしている宿泊施設が見受けられました。割引同等額ならまだしも、それ以上の値上げをしているところも。これではお得な旅行を演出して観光業・旅行業を活性化しようという政府の思惑から完全に外れています。
便乗値上げはなぜ起きる?
需要が高まる時期の宿泊料金・ツアー料金は高くなるからです。年末年始やお盆、GWなど長期休みには旅行代金が高くなっているのを見かけると思います。go toトラベルの適用によって旅行への需要が大幅に高まり、長期休みと同等のことが起きたのです。ホテルや旅館からすれば需要が高まっているのだから料金を普段よりも高額に設定するのは自然なことです。さらに、コロナウイルスの影響で大きな打撃を受けていたことを考慮するとなおさらでしょう。
観光業はコロナ禍で苦しい思いをしていることは周知の事実です。その人たちを救うために発表されたのがgo toトラベルなので、宿泊施設が料金をあげることも仕方がないのかもしれません。しかし、利用者側の立場からすると割引分を差し引いても従来の料金よりも高くなる料金設定はやりすぎなのではないかなと思います。
go toトラベルキャンペーンでお得に旅行をするには?
go toトラベルの便乗値上げ対策は3つあります。それぞれについてご紹介します。
①go toトラベル適用が発表される前に予約する
go toトラベルの便乗値上げが起きるのは適用期間が発表されてからです。事前に予約してしまえば便乗値上げの影響を受けません。さらに、多くの宿泊サイトや旅行会社で先に予約した旅行でもgo toトラベル発表後にキャンペーンを適用できると発表されています。そのため、事前に予約しておくのは便乗値上げに対して非常に有効です。
ただ、この方法の問題点は予約した期間がgo toトラベルキャンペーン期間に該当するかが分からないということです。いつから適用されるか分かった瞬間に宿泊料金は多少なりとも上がってしまう可能性が高いので、ちょっとでもお得に旅行したいのであれば攻めるしかなくなってしまいます。
②便乗値上げをしていない宿泊施設を選択する
全ての宿泊施設がgo toトラベルの便乗値上げをしていたわけではありません。もちろん、需要が高まっているので多少は高くなっている可能性はあります。ですが、宿泊者も従来よりもお得な旅行ができる価格に設定されています。
便乗値上げをしているかどうか確認する方法はgo toトラベル適用期間と適用期間外の料金を比較するとわかりやすいです。多少の値上げは仕方ありませんが、大幅に上がっている場合は他の宿泊施設を探してみるべきでしょう。
③楽天トラベルやじゃらんのセールを狙う
楽天トラベルやじゃらんのセールを使用すればgo toトラベルキャンペーンとの併用が可能です。大きなキャンペーンでは1万円ほど割引されるものもあります。セールとの併用で便乗値上げ分も取り返せるので、どうしても泊まりたいホテルや宿がしている場合は予約サイトのキャンペーンの併用を考えましょう。
まとめ| go toトラベルの便乗値上げの有無とその対策
go toトラベル第1弾では便乗値上げがありました。割引を考慮して通常料金と同程度になるものから、割引後でも従来の料金よりも高額なものまで。旅行需要が高まるので多少の値上げは仕方ありません。
ですが、せっかくお得に旅行できるチャンスなのでできるだけお得に旅行したいですよね。便乗値上げの影響を抑えて旅行を予約する方法は3つです。 ①go toトラベル適用が発表される前に予約する ②便乗値上げをしていない宿泊施設を選択する ③楽天トラベルやじゃらんのセールを狙う いつ再開が発表されても良いように事前に対策を打っておきましょう。