Go To トラベルは2020年12月28日から全国で一時停止となっており、2022年3月現在も継続しています。
いつ再開するのか見通しが立たない状況でしたが、3月に政府はGo To トラベル事業再開に先駆け、4月1日から県民割を地域ブロックごとに拡大する旨を発表しました。
しかしGo To トラベルの再開時期がわからないため、お得に旅行したいものの計画を立てられない方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事ではGo To トラベルの概要と、予約済みの旅行でもGo To トラベルの対象になるのかについて解説します。
Go To トラベルキャンペーンとは?
Go To トラベルキャンペーンとは、国内旅行を対象に宿泊または旅行の代金を、最大1/2相当額まで助成してくれるキャンペーンです。
助成額のうち70%は旅行代金の割引として、残りの30%は旅先で利用できる地域共通のクーポンとして付与されます。
なお、一人一泊あたりの上限は2万円、日帰りの場合は1万円が上限です。
Go To トラベルキャンペーン割引対象の条件(宿泊・日帰り)
Go To トラベルの割引対象になる旅行は、**観光を目的とした個人旅行または団体旅行(宿泊・日帰り)**です。
宿泊の場合は、交通(飛行機・バス・高速道路など)と宿泊がセットになった旅行、寝台列車、クルーズ船、修学旅行や社員旅行などの団体旅行などの旅行商品が対象になります。
日帰りの場合は、旅行会社や予約サイト経由で予約する、「往復の乗車券等の移動」と「旅行先での食事や観光体験」のセットプランなどが対象です。
Go To トラベルキャンペーン割引対象外となる旅行
対象外となる旅行は、以下の4つが挙げられます。
- ビジネス出張を目的とする旅行商品の利用
- 高額なサービスや商品などが含まれる旅行商品
- 観光を主な目的としていない商品(ライセンス取得など)が含まれる旅行商品
- 8泊以上の宿泊を伴う旅行商品 ※7泊分までは助成対象
観光が目的ではないものは、基本的に対象外になりますのでご注意ください。
Go To トラベル再開後は制度内容が変わる?新たなGo To トラベル事業とは
Go To トラベル再開後は新たなGo To トラベル事業として、以下のとおり制度を変更することを発表しています。
※2022年3月時点で決定している内容
Go To トラベルキャンペーンは再開前に予約済みの場合は割引対象?
Go To トラベル対象の旅行会社や宿泊施設では、キャンペーンを適用した価格で旅行商品を販売しています。
しかし、Go To トラベル再開前に予約している場合は割引適用になるのか気になる方もいるでしょう。
Go to トラベルキャンペーン開始前に予約した場合の還付手続き方法
Go To トラベル開始前に予約していた場合でも、対象となる旅行商品であれば、旅行後に事後還付手続きをおこなうと割引分の還付を受けることが可能です。
旅行会社に旅行代金を支払った場合は、その旅行会社に問い合わせて還付してもらいます。
宿泊施設に旅行代金を直接支払った場合は、直接Go To トラベル事業事務局に事後還付手続きが必要です。
旅行の際は、宿泊施設から以下の書類を必ず受け取っておきましょう。
- 宿泊証明書(氏名・宿泊日・宿泊人数が記載されているもの)
- 支払い内容がわかる書類(支払内訳書、支払内訳が記載された領収証など)
事務局に事後還付手続きをおこなう場合は、必要な書類を郵送またはオンラインで提出します。
事務局が確認次第、旅行者の指定口座に給付金が振り込まれる流れです。
現在はGo To トラベルが利用中止となっているため還付手続きは対応していませんが、再開後も同様の流れになると予想されます。
Go to トラベルがより利用しやすくなる「あとから割引適用」とは
Go To トラベル開始当初は予約済みの旅行商品は割引対象外とし、再開後に予約の取り直しが必要でしたが、各旅行会社が「あとから割引適用」の準備を進めている旨を相次いで発表しました。
「あとから割引」とは、Go To トラベルが再開された際に、割引対象となる既存予約に Go To トラベルの割引を後から自動適用するサービスです。
したがって、Go To トラベルキャンペーン再開前に予約済みのケースでも、対象となる旅行であれば、予約を取り直さずに割引を受けられる可能性が高いでしょう。
ただし旅行サイト各社で適用になる旅行商品が異なっていたり、対象外になる予約方法があったりなど注意点もあるので、詳細情報の発表を待つことをおすすめします。
Go to トラベルには参加条件あり!「新しい旅のエチケット」もチェック
コロナ禍での旅行では、コロナウイルスに感染しない、感染源にならないことが重要です。
観光庁は感染予防に向けてGo To トラベルの利用者に一定の条件を設けています。
Go To トラベルの参加条件
観光庁が呼びかけている旅行者に対する遵守事項は以下の5つです。
- 旅行時は毎朝、検温などの体調チェックを実施し、発熱がある場合や風邪症状がみられる場合には、旅行を控える。また接触確認アプリを積極的に利用する
- 旅行中は「新しい旅のエチケット」を実施する。3密が発生する場や施設には行かない、利用しない。大声を出すような行為も控える
- 検温、本人確認、3密対策はじめ、その他感染予防に関する従業員の指示に協力する
- 検温の際、37.5 度以上の発熱がある場合は、各施設が定める客室に待機し、保健所の指示を仰ぐこと
- 若者の団体旅行、重症化しやすい高齢者の団体旅行、大人数の宴会を伴う旅行は、控えることが望ましい
「新しい旅のエチケット」も要チェック
「新しい旅のエチケット」とは、「宿泊編」「交通編」「観光施設ショッピング編」「旅の飲食編」の4つの場面ごとに、感染予防のためにとくに守ってもらいたい内容をまとめたものです。
動画やPDFデータなどで公開しているので、チェックしてみてください。
Go To トラベルの予約方法は3つ!STAYNAVI(ステイナビ)の利用もおすすめ
Go To トラベルを活用して旅行に行く場合、予約方法は以下の3つです。
- 宿に直接予約
- 宿泊予約サイトから予約
- 旅行会社から予約
ご自身のやりやすい方法で選ぶことをおすすめしますが、ステイナビも選択肢の一つにしてみてはいかがでしょうか。
ステイナビは、日本国内初の宿泊施設(ホテル・旅館)サイト直販のプランで予約できる検索サービスです。
仲介手数料不要に加え、ステイナビ独自の割引や特典も用意しているのが魅力。
ステイナビでGo To トラベル事業の割引を申請している方限定で、全国の高速道路周遊パスが最大35%引きで利用できます。
Go To トラベル再開時は、ステイナビ経由での予約もぜひご検討ください。
まとめ
Go To トラベルは現在中止になっていますが、政府は再開に向けて準備を進めている旨を、3月の記者会見で明らかにしました。
また各旅行会社は「あとから割引適用」を検討・準備するなど、旅行者が利用しやすい仕組みづくりを進めています。
最新の情報に注意を払いながら、旅行計画のご参考にお役立てください。