GoToトラベルキャンペーンは、開始されて2年近くになりますが、停止されてばかりで、実態が不明瞭な制度です。特に第二弾はどんな内容なのかよく分かりませんね。この記事では、第二弾はいつからいつまで行われていたのか、その仕組みや割引内容はどうだったのか、GoToトラベルキャンペーンは今後どうなるのかを解説します。これを読めば、今後、GoToトラベルキャンペーンを理解しやすくなります。
GoToトラベルキャンペーン第二弾の概要は?
GoToトラベルキャンペーンは、観光事業を活性化するために国土交通省が展開している制度です。第一弾は2020年7月22日から開始され、旅行代金の35%が割引される内容でした。第二弾は、2020年10月1日から開始され、第一弾の旅行代金35%割引を継続し、新たに旅行中に使えるクーポン(旅行代金の15%相当)を併用できるようになりました。
ところが、新型コロナウイルスに関連して緊急事態宣言が発表され、2020年12月28日から、GoToトラベルキャンペーンは、一時停止されています。さらに、2021年11月19日に、新たなGoToトラベル2.0が発表され、第二弾は実質的に終了しました。
💡 参考サイト:観光庁ホーム – GoToトラベル事業の概要(https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001462311.pdf)
GoToトラベルキャンペーン第二弾の対象期間はいつ?
第二弾はいつからいつまで続いたのか解説します。
GoToトラベルキャンペーンは2020年7月22日から2021年2月1日まで
政府の政策として開始されたGoToトラベルキャンペーンは、当初2020年7月22日から2021年2月1日までの旅行を対象に予定していました。しかし、新型コロナウイルスのまん延のため、大きく予定変更されていきます。
第一弾は2020年9月30日まで
第一弾キャンペーンの実施により、国内旅行者数は増え、旅行に関する地域の売上は増えています。しかし、効果不十分のため、割引制度の改善がなされ、2020年10月1日から、第二弾キャンペーンが開始されました。
第二弾は2020年10月1日以降出発の旅行が対象
第二弾キャンペーンでは、新たに旅行中に使えるクーポンが追加され、割引額が増えています。これの効果により、国内観光の旅行者数は増えました。しかし、新型コロナウイルスの感染者数も増え、緊急事態宣言が発令されています。それにつれて旅行も自粛することになり、2020年12月28日第二キャンペーンは一時停止されました。その後も停止状態のままで、2021年11月19日に、新たなGoToトラベル2.0が発表され、第二弾は実質的に終了しました。
<aside> 💡 参考サイト:観光庁ホーム – GoToトラベル事業の概要(https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001462311.pdf)
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GoToトラベルキャンペーン第二弾の仕組みと割引は?
旅行代金35%割引は継続され、新たに旅行中に使えるクーポンが支給されることになりました。
旅行代金35%割引継続
第一弾で行われた旅行代金35%の割引は、そのまま継続されました。旅行代金の65%は自己負担となります。ただし、下記に示すように、上限枠があります。
旅行中に使えるクーポン(旅行代金の15%相当)併用
第二弾の特徴は、旅行中に使える割引クーポンが支給されることです。旅行代金の15%相当額を地域共通クーポンとして配布します。
旅行代金割引とクーポンを合わせた金額に上限あり
上限の条件は下記の通りです。
- 1人1泊あたり20,000円が上限
- 日帰り旅行については、10,000円が上限
- 還元率は最大50%
- 連泊や利用回数の制限は無し
<aside> 💡 参考サイト:観光庁ホーム – GoToトラベル事業の概要(https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001462311.pdf)
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GoToトラベルキャンペーン第二弾:地域共通クーポンとはどんなもの?
旅行業者や宿泊事業者より配布されるクーポンです。旅行代金の15%相当額をクーポンとして配布しました。額面に1,000円未満の端数が生じる場合には四捨五入し、端数が500円以上の場合は1,000円のクーポンがもらえます。利用する時に、おつりは出ません。
クーポンの種類
クーポンは、下記の種類があります。
- 紙クーポン:発行券種1,000円
- 電子クーポン:発行券種1,000円、2,000円、5,000円
クーポンの有効期間
地域共通クーポンは、旅行期間中のみ有効です。
- 宿泊旅行の場合 : 宿泊日及びその翌日
- 日帰り旅行の場合 : 旅行の当日
利用可能エリア
地域共通クーポンは、下記のエリアで利用できます。
- 宿泊地(日帰り旅行の場合は主たる目的地 )が属する都道府県
- 当該都道府県に隣接する都道府県
- クーポンに利用可能なエリアが記載されています
利用可能店舗
地域共通クーポンは、下記のような店舗で利用できます。
- 地域共通クーポンの取扱店舗として、GoToトラベル事務局の登録を受けた店舗
- 土産物店、飲食店等のほか、
- 観光施設、アクティビティ、交通機関等
💡 参考サイト:地域共通クーポンご利用の手引き(https://wpm.sasebo-pearl-sea.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/riyouhouhou.pdf)
GoToトラベル・キャンペーン第二弾の申し込み手順は?
申込の手順と注意点を説明します。
申込み手順の概要
申込は下記のような手順で行います。
- Go Toトラベル事業対象の旅行会社の窓口・旅行予約サイト・対象の宿泊施設に直接申し込み
- 割引額を差し引いた旅行代金を支払う
- 地域共通クーポンを受け取る
- 旅行へ出かける
申込時の注意点
大手旅行会社だけでなく、小規模の旅行会社も対象になっていますので、事前の確認が必要です。
STAYNAVIを利用
ホテル等宿泊施設の直接予約で、GoToトラベルキャンペーンの給付金を受けるためには、第三者機関から支給金の申請をせねばなりません。STAYNAVIは、公式に認定された第三者機関です。STAYNAVIを利用すれば、宿泊施設公式サイトで直接予約して、GoToトラベル割引を適応できます。
- 公式サイト専用ポータル機能
- クーポン機能の提供
- 給付金申請管理
- 給付金送金機能
- 地域共通クーポン利用可能店舗をWebサイトで表示
<aside> 💡 「StayNavi」公式サイトへリンク
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<aside> 💡 参考サイト:観光庁ホーム – GoToトラベル事業の概要(https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001462311.pdf)
GoToトラベルキャンペーン第二弾:電子クーポンの使い方は?
電子クーポンを使うときは、マイページへの登録とスマホでのスキャンが必要です。申込は下記のように行います。
申込み手順
- 受け取りページへのログイン
- 発行したい券種を選択
- クーポン発行
- 取扱店舗のQRコード読み取り
- 店舗に提示し決済確認
入力する情報
- GoToトラベル事業登録ID
- 予約番号
- 受付番号
- 宿泊する都道府県
<aside> 💡 参考サイト:【公式】地域共通クーポンの取り扱い方|GoToトラベル運営事務局(https://www.youtube.com/watch?v=fd97qTpC10A)
GoToトラベルキャンペーンを活用してお得に旅行しよう!
GoToトラベルキャンペーン第二弾のすべてを解説しました。しかし、第二弾は、ほとんど利用されないままで終了しています。今後はGoToトラベル2.0が活用される予定です。
GoToトラベルキャンペーンが再開したら、旅行プランを立てて、国内旅行に出かけましょう。その際には、GoToトラベルキャンペーン公式サイト「STAYNAVI」を利用し、お得なプランを立ててください。